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コラム

室内でも熱中症? 高齢者や子どもは注意!

近年平均気温も高くなってきていることもあり、熱中症で倒れる人のニュースもよく目にします。熱中症は、屋外の炎天下で運動している時に起こりやすいのですが、室内でも条件によってはおこることがあります。
今回は、熱中症が室内では、どんな時に起こるのか、またその予防としての水分補給についてご紹介します。

熱中症とは、体温が上昇することで、体内の水分や塩分が低下し、脳への血流も不足してその機能まで低下してしまう状態です。発見と手当が早ければ軽症で済みますが、
「熱射病」のように重傷化すると、頭痛や嘔吐、めまいやだるさを感じたり、さらにひどくなると、意識障害を起こすこともあります。

室内でも、子どもや高齢者は安心できない。
熱中症と言えば、炎天下に激しいスポーツをしている時になりやすいと思いがちですが、直接日光にはあたらない場面でも起こりることがあります。例えば、車内にいた乳幼児や、室内にいた高齢者がなくなった例がありました。

熱中症の発生は、気温や直射日光だけでなく、湿度が高い、風が弱いことで、体温が上がるけれど、カラダの熱が逃げにくい状況になった時に起こりやすいといえます。体温を調節するための発汗機能が低 い高齢者や乳幼児、また肥満の人も皮下脂肪が多いと熱がこもりやすいので熱中症になりやすいのです。また他にも下痢や発熱中の人なども脱水症状になりやすいので危ないことがあります。

こまめに少量の水分補給を

熱中症予防には、こまめに水分補給を
人間のカラダは、約55~60%は水分で、体重の2%の水分が失われると脱水状態になり、のどの渇きを激しく感じ始めます。体重減少が2%以上に減らさないために、汗をかく夏は、運動をしていなくても、早め早めに水分補給をすることが大切ですす。

成人の体内の水の摂取量・排出量は、下の表が目安です。
成人の体内の水分出納(1日あたり)単位=ml

■体に入る水
 食べ物の水分 1,000
 飲料水  1,200
 代謝水  300
 合計 2,500

■カラダから出る水
 尿 1,500  
 汗  700
 呼気 300
 合計 2,500

飲むべき量というのは、体格や体質や年齢によっても異なりますが、暑い時期は普段よりも汗をかくことで水分が失われますから、意識して水分を補いましょう。

ただ、一度にガブガブと大量に飲むと、胃液を薄めてしまい、消化不良を起こすことに繋がります。飲むときは、1回小さなコップ1杯、200ml程度を、最低でも1日に3回の食事プラス、10時、3時、寝る前など5~6回飲めば、1日1,000~1,600ml程度の水分が補給できます。



スポーツドリンクは、カロリーに注意
一応運動をする時の水分補給もご紹介しておきますと、運動する30分ほど前にも400mlくらいの水分を補給し、運動中は、15~20分起きに、100~200mlぐらいを補給するのがよいと言われています。ただし、これは運動の内容や個人差もありますので目安としてください。

熱中症予防には、運動(労働も含めて)中は、汗と一緒に塩分も失われていることと、カラダに水分の吸収を促すためにも塩分を含んだ飲料等をとることが大切だと、厚生労働省でも推奨しています。市販の飲料の場合、成分表示の100ml中、ナトリウムの量が40~80mgが、0.1~0.2%の塩分に相当します。日本体育協会のサイトでは、「運動強度と水分補給のめやす」が詳しく紹介されていますので、参考にしてください。

ただ、スポーツドリンクは、激しいスポーツをする選手用に開発されたもので、水分や塩分、エネルギー補給を目的としています。水より吸収が速いのですが同時にカロリーも高く、脱水症状になりかけている時の水分補給には向いていますが、運動量が少ない分には、普通の水や、またミネラルなどが含まれる麦茶などよいと思います。

塩分や糖分の補給と言っても難しく考えず、おやつの時に、梅干しを食べたり、レモネードなどのドリンクを飲むのもいいかもしれません。うちの娘も、クラブ活動から帰ると梅干しを食べていたりして、自然とカラダが必要なものを選んでいるように思います。昔の人のおやつの習慣で、漬け物とお茶というのは、必要な水分と塩分補給にもつながっていたのだと思います。ただし、塩分のとり過ぎは要注意ですが・・・。

また高齢者などは、足腰が弱くなると、トイレにいくのがおっくうになり、トイレに行きたくないので、水分をとりたがらない傾向も見られます。さらに高齢者は、若い人よりものどの乾きを感じにくくなりますから、乾きを感じていなくても、蒸し暑い時などは、水分をとるように声をかけてあげる方がよいでしょう。

All About「食と健康」基礎知識シリーズ掲載日: 2007年 08月 02日

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